不適切極まりない形で赤十字マークを使用した詐欺メール

スパムメール記録

初めて見た気がするのですが、「日本赤十字社」を名乗るフィッシングメールが届いていました。

昨日付けで立て続けに3通も…

よりによって赤十字を名乗るなんて、ことさらに不快感が大きいので記録しておきます。

赤十字社を騙る不快感半端ないメール…

これです。

宛先部分は加工して消してあります。

また、リンクになっている部分にカーソルを重ねて、実際のリンク先のURLが見えるようにしてスクリーンショットをとっています。

日本赤十字社を騙るフィッシングメールの文面
日本赤十字社を騙った詐欺メールの文面。人々の善意に訴えかけるような内容で、非常にいやらしいです。

ありがちなメールと違って、日本語が至極まともなところがまた、いやらしい。

敢えて突っ込むなら、コロナパンデミックは2年前に起きてるので、文中の「昨年より」というのはおかしいですね。

あとは、タイトルも不自然。

でも逆に、それ以外は不自然さもなく、それっぽい文面…

日本赤十字社の公式Webサイトを見てみたら、注意喚起のお知らせが出ていました。

こちらです。

日本赤十字社公式Webサイトにあった、フィッシングメールへの注意喚起のお知らせ
日本赤十字社公式Webサイトにあった、フィッシングメールへの注意喚起のお知らせ文

私が受け取ったメールはまさに、こちらの注意喚起にあるものに該当します。

ただ、この手のメールの一般的な傾向からすると、タイトルや文面、発信元を少しずつ変えながら、赤十字社を騙るメールは今後も続くのかも知れません。

最近話題だった、「赤十字マーク」の使用についてのルール

少し前、歌手の椎名林檎のアルバム特典グッズが、「ヘルプマーク」や「赤十字マーク」を誤認させるデザインだったということで、炎上騒ぎがありました。

また、最近はハロウィンにコスプレをする人も多いこともあり、トラブルを防ぐための注意喚起の意味もあったのか、先日日本赤十字社が赤十字マークの使用についての啓発文を発信して話題になっていました。

Webサイトではこのように発信されています。

日本赤十字社公式Webサイトで発信されている「赤十字マークの意義と使用について」の啓発文
日本赤十字社公式Webサイトで発信されている「赤十字マーク」についての啓発文

しかし、このお知らせやリンク先文書に照らして考えると、いったいいくつの法令違反にあたるんでしょうね、この不愉快な詐欺メールは…

・・・・・・

話題にのぼっていた時期にあえて、詐欺の手口に赤十字マークを使ってくるとは…

こんなの絶対に騙されたくない手口です。

もちろん、どんな手口だろうと騙されたくなんてないですけどね!

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