私がインテリア関係のブログだとか、楽天市場の売り上げランキングなんかで、「mawaハンガー」という商品名を知ったのはもう何年も前だったと思います。
何やら「まつい棒」的な響きだなぁと…「いいのかも知れないけど、名前がちょいダサ」みたいに感じて、「どこかが回る構造になっていて、それがウリの商品なのかな」とも思っていました。
が。これってドイツ製品だったんですね。日本語の語感ありきで付けられた商品名ではないから、私の感じたちょいダサ感やら商品イメージやらはまるで見当外れだったわけです。
そんなmawaハンガーをいよいよ使い始めたので、購入前後の諸々を記録しておきます。
mawaハンガーを使ってみようと思った理由
我が家では普段、洗濯物を浴室に干すことが多いです。また、私の服装はカジュアル中心で、夏場の服装はTシャツ中心。
夏場は毎日、Tシャツをハンガーにかけて干します。
そうすると、乾いた後のTシャツの肩のあたりに大抵、ハンガーの両端部の形が跡になって残ってしまうんですよね。特に、緩めのシルエットのものはそう。さらに、無地だと目立ちます。それがいつもなんとなく気になっていました。
加えて、雑に干した場合は跡が残る位置も左右非対称だったりして、なおさら不格好…気持ちよく乾いたはずの洗濯物から自分のガサツさを見せつけられるかのような、何ともいえない残念感があります。
mawaハンガーではそのような跡が洗濯物につきにくい、と知って、それはいい!と思いました。
有り合わせで使っていたハンガーを買い替えてもいいかな、と思っていたし、ものは試し。買ってみることにしました。
各種・各色のmawaハンガーからどれを選ぶか
買うつもりになって調べてみたら、mawaハンガーって掛けたい服やアイテムに合わせて、色々な形状のものが出ているんですね。
同じ形状でも、服の大きさに合わせられるようサイズが選べたりしますし、色も、白黒赤からピンクやグリーンに至るまで、ずいぶん色々選べます。
ただまあそうは言っても、ハンガーの色って、服がかかっていればあまり見えるものでもないから大して気にならないように思いますが、家族でそれぞれ使い分けるとかいう場合には良さそうです。
形に関しては、興味を持ったきっかけが
「mawaハンガーはTシャツの肩に跡がつきにくい」
ということだったので、Tシャツ向きの薄くてシンプルで、mawaハンガーでオーソドックスな半円を描く形状のものを選ぶことにしました。
色は「ひとまず試しに無難そうな色で」と思い、特に主張のなさそうなシルバーにしておこうかな、と思ったものの、色々選べるとなると、少し迷ってしまいます…
が、レビューをいくつか見ていたら、mawaハンガーは服が滑り落ちにくいようコーティングされているので、そのコーティング部分にどうしてもホコリがつく、との指摘を目にしました。
となると黒のような濃色だと特に、ホコリが気になってしまうのかな…
そんなこんなで私は、初めてのmawaハンガーに、取り扱いが多くて手頃な値段で買えた、
「エコノミック40」の、無難なシルバー10本セットを選びました。
使い始めて実感したメリット
買ってすぐ、洗濯後の服を干すのに使ってみて感じたのは
「首・肩周りの生地がピンと伸びて、シワなく干せる」
ということ。
普通のハンガーで干すとき以上に、首回りが外向きに引っ張られる格好になります。なので、その点を意識して首回りの形とバランスをしっかり整えて干すのが良さそうです。
半円を描くかのごとくカーブした独特の形状により、服を重力方向に引っ張る力が分散されるからですね。
おかげでもちろん、ハンガーの両端位置が服の肩部分に跡を残すこともありません。
あとは、本当に、服がハンガーから滑り落ちません。
我が家は服を干すとしたら浴室なので、運悪く干した服がハンガーから落ちてしまったとしても汚れが気になるようなことはなく、干し直せばいいだけです(落ちたことに気付かない状態で乾いてしまったら、シワとか気になるんでしょうが、基本、服が落ちるのは濡れていて重量のある干した直後か、滑りが良くなる乾いた後の状態ではないかと思います)。
でも庭やベランダに干す場合だと、服が落ちてしまったら汚れが気になって、洗濯し直す羽目になることもあります。
そう考えると、服が滑り落ちないmawaハンガーは、外に洗濯物を干すのにとても向いているように感じます。
我が家のような浴室干しの場合でも、たまにある干し直しのガッカリ感がなくなるのはやっぱり嬉しいです。
使って感じたデメリットもなくはない
「コーティングのおかげで服がハンガーから滑り落ちない」
のがmawaハンガーのウリの一つ。
…なのですが、使い始めてすぐに感じたのが
「ハンガーから服を外すのがちょっと面倒くさい」
ということ。
それまで私は、無意識のうちに服をヒョイと掴んで引っ張ってハンガーから外していました。
か、mawaハンガーの場合はそれだと服にハンガーがついてくる格好になり、外れません…
じゃあどうしたらいいかというと、
- 吊るしている竿などから、mawaハンガーを服ごと外して、手に取る
- 片手に服を持ち、もう一方の手で服からmawaハンガーを外す
- 元の場所(もしくは定位置)に、mawaハンガーを掛け直す
という手順になります。
それまで当たり前に、
- (ハンガーにかかっている状態でそのまま)片手で服を引っ張る
- ハンガーから外れる(ハンガーを戻す手間なし)
で済んでいたのと比べると、明らかに手間が増えています。
私は特別ガサツでも丁寧でもない「ごく普通程度」に雑なところのある人間だと思うんですが、どうなんでしょう…?
まあ、そんな雑な扱いでは服も傷むでしょうし、首尾よくいかずにハンガーが落ちたり、ついでに隣の服までハンガーから外れかかったりして、余計な手間が増えることもあります。
そう考えると、mawaハンガー導入で増えた手間には、相応の見返り(?)もあるはず!
…と信じて、このまま使っていきたいと思います。果たして今後買い足すのかどうか?