これまで寝室の腰窓に、窓のサイズよりも少しだけ長い、レースカーテンと遮光カーテンをつけていました。
本格的な冬の到来で寒さが厳しくなったことと、光熱費の値上がりもあり、断熱効果を高めるべく、カーテンをつけかえてみました。
今までのカーテンは
今回取り上げる窓には、これまで、
- 窓ガラス側にレースカーテン
- 室内側に遮光カーテン
をつけていました。
どちらもニトリのオーダーカーテンで、丈は窓より少しだけ下まで覆うようにし、床上65センチ程度までの長さでした。
寒さ対策に加えて夏場の日差し対策等もあり、レースの方は遮熱やミラー効果のあるもの、遮光カーテンの方も遮熱・断熱効果のあるかなりしっかりしたものを選んでいました。
けれどやっぱり冬場は寒いし、結露も気になります。
そこでふと思いました。
「…腰窓でもカーテンは床まで届く長さにしたら、もっと断熱効果が高まるのでは?」
カーテン交換の検討段階で考えたこと
ところでこの腰窓、かなり幅が広いのです。
そして床までの長さにするとしたら、既製品では丈が足りなさそう。
ということで、新しいものを購入するとなるとそれなりの金額になってしまいますが、前回交換からさほど時間も経っていなくて傷みもなく…
なので「室内側の遮光カーテンだけ替えよう(それなら見た目も不格好にならないし)」と考えました。
また、交換の目的が”断熱効果を高めること”なので「2倍ヒダのカーテンにしよう(生地をたっぷり使い、空気の層もしっかり作った方が良いはず)」とも考えました。
幅広の窓を床まで覆うとなると、カーテンの面積がかなり広くなり存在感が増します。
寝室とはいえ暗く重苦しい印象になるのは避けたかったので「明るい色で飽きが来ず、落ち着いた色がいいな」と思いました。
そんなわけで、
- 白
- 空のような爽やかなブルー
- 明るいグリーン
をイメージし、以前にオーダーしたニトリのカーテンで見てみたところ、グリーンは思ったような色合いのものがなかったので、白っぽいものかブルーかを選ぼうか…というところまで考えました。
実際に購入したカーテン
そうこうするうちにいよいよ寒さが本格化し「今シーズン買うなら、もう今でしょ」という時期になっていました。
ちょうどそんなとき、なんの気なしにIKEAのWebサイトを見ていたら、やたらと安い遮光カーテンを見つけてしまったのです…
「BENGTA ベングタ」というもので、1枚1999円(2022年12月時点)。
サイズは1枚で幅210センチ、丈が250センチあり、丈は十分。
幅に関してはフラットな状態での寸法で、カーテンレールに付ける場合には専用の金具を買ってカーテン裏のテープにその金具を差し込む必要があり、その際にギャザーの位置や幅を調整できるらしいことがわかりました。
公式サイトのクチコミを見たところ、ペラペラで驚いた、とか、裏がビニールコーティングだからアイロン接着の裾上げテープは使えないとか、いろいろな情報があったのですが、断熱性その他には問題なさそう。
なんといっても安いので、買ってみようと心を決めました。
そして当初、最寄りのIKEA店舗まで買いに行くつもりでいたものの、試しにオンラインショップで購入画面まで進んでみたら、この大きな遮光カーテン3枚プラス専用金具1セットで、送料が小物配送の最安価格500円…
たった500円で、往復分の時間も交通費もかけずに済む…!ということで、家にいながら購入完了。
ちなみに色は、それまで少しも検討していなかった淡いピンクを選びました。
明るくあたたかみがあり、落ち着いたいい色に見えたので。
実物を見ずに買うと色合いが思ったのと違ったりするのが難しいですが、このピンクに関してネガティブなコメントは特になかったし、きっと大丈夫だろうと信じることにしました。
届いたカーテンを付けてみて
購入から数日後、無事にカーテン3枚と専用金具が届きました。
しかしダンボール箱があまりにも小さかったので「…この箱に全部入ってるの?」と半信半疑で開梱しました。
…210×250の大判遮光カーテン3枚と専用金具、確かにすべて入っていました。
とにかくもう本当に、カーテンが薄くて、そのうえピッチピチに小さく畳まれたコンパクトサイズになってるんです。
そのため裏のコーティングにピチッと折り目がついてしまっていて、アイロンをかけないときっと折りジワはずっと取れません。
生地面にたっぷり水分を含ませて一晩吊るしてみても全く効果がなかったので、翌日アイロンをかけました。
ただしコーティングが溶けるのを避けるため、生地面の方から低温〜中温くらいで、少しずつ様子を確かめながら…
逆に、裾が余る分は折り返して少し高めの温度でアイロンをかければコーティング面が溶けてくっつくので手間いらず(失敗すると修正が難しいので、丈をよく確認してから)。
そんなこんなで、新しく届いたカーテンを付け替えたのですが、当初想定とは変更し、
- 窓ガラス側は、もとのレースカーテンを外して、室内側につけていた遮光カーテンに付け替え
- 室内側に、新しく届いたIKEAのカーテンを床ピッタリまでの長さに調整して付ける
という形にしました。
断熱性最優先なら、レース+遮光よりも遮光+遮光の方がいいはずだし、寝室で日中過ごすことはほとんどなく、カーテンもほとんど閉めたままなので…
ちなみに、もともと考えていなかったピンクという色でしたが、想像通りの落ち着いた色で問題ありませんでした。
薄いけれど裏面コーティングで空気も光も通さないような生地なので、これまで以上に寝室はほぼ完全な”真っ暗”になり、窓の結露もほぼなくなりました。
この写真を撮ったのは晴れた昼間のとても明るい時間帯でしたが、カーテンのおかげで部屋は真っ暗。
しっかり照明つけて部屋を明るくして写真を撮りました。
この写真では黄み寄りのサーモンピンクの印象だけれど、光の具合によってはもう少し青み寄りのピンクにも見えるかも。
右奥の壁との僅かな隙間から外の日差しが入っているのがわかると思います。
しかし写真で改めて見てみると、頑張ってアイロンかけたつもりだけれど、もうひとつ、という感じ…
IKEAのカーテン専用金具でヒダを寄せる
カーテンレールに取り付けるために一緒に購入した専用金具は「RIKTIG リクティーグ」というもの。
普通のカーテンフックとは違って生地側に差し込む部分が2箇所あり、ゆえに好みの幅でヒダを寄せることができるという品物です。
どのようにカーテン生地に装着すればいいかは、イラストで示されたごく簡単な説明書が同梱されていました。
私も最初はこの説明書の通り、金具の両側の出っ張り部分を生地側に差し込んでギャザーを作ってみました。
…が、説明書通りのやり方では、一つ山のギャザーしか作れません。
ギャザーの山の高さや位置は調節可能だけれど、せっかくたっぷりの幅のカーテンを買っても一つ山のギャザーでは、見た目が今ひとつ締まらない。
ということで、同梱のイラスト通りではなく、真ん中の吊り下げフック部分も含めた3箇所をカーテン生地側に差し込むことで、二つ山のギャザーを寄せてみました。
・・・・・・
アイロン掛けや金具の装着など、少し手間はかかったものの、普通のカーテンだったら逆に、購入前の採寸を慎重に丁寧に行う必要があってそれも手間だったりします。
なので、トータルでは特に手間がかかったようには感じません。
薄くて軽いので、付けたり外したりも楽だし、カーテンを開けて寄せた時に嵩張らないのも良かったです。
無事にカーテン交換が済んだ今、迷っているのは”外したレースカーテンをどうするか”ということ。
しまうつもりで洗濯し畳んでみたものの、今後使うのかどうか…?